朝夕の空気に秋らしい冷気を感じる今日この頃、羽杖会会員の皆様は如何お過ごしででしょうか。
さて、世界を震撼させたコロナ禍で羽杖会の研修を停止しておりましたが、会員の皆様の親睦を深めるためにも、そろそろ再開をしていきたいと考えております。
今回は、その下見のために委員にて厚木基地内の見学に行ってまいりました。
サンデーブランチで食事を済ませてから、ご案内役の元米軍のヘリコプター操縦士のKen Ritterさんにお話を聞かせて頂きました。
1960年に18歳で米海軍に入隊をして、ベトナム戦争の頃にはベトナムと日本を行き来したご経験があるそうです。
レスキューヘリなど無い時代、ヘリコプターからダイレクトに海へダイブして救助にあたるレスキュースイマーのお話、空母の甲板員のお話など、ユーモアを交えながら多くの体験談を聞かせてくださいました。
どんなミッションが一番大変だったかという質問に対して、大変な事は沢山あったけれど、小さな箱に詰めて鍵をかけて後ろにポイっとして、良い事だけにフォーカスしてきたから良い事だけを憶えていると仰っていた事が印象的でした。
どんなことも、ただ目の前の事をやり遂げる。大変なミッションがあったからこそ、より一層の幸せを感じる。笑顔で穏やかにお話をされる様子が本当に素敵でした。
目の前の事をただこなす。没頭する。そうするしかない過酷な状況だったことでしょう。大変なご経験をされたからこそのお言葉だと感じました。
羽杖会にも、人生経験豊富な先輩方が沢山いらっしゃいます。お若い会員の方々も、何かに行き詰まったり悩んだりした時には色々な意見に耳を傾けてみてください。羽杖会は温かい場所ですので、総会や研修、これから企画するイベントなど是非遊びにいらしてください。今回の下見には卒業回の74回生、75回生のお若い会員の方も同行してくださいました。
他学年(多学年?)の話題は明るくて元気になれますよ。いつでもお待ちしています。