校長挨拶

校長挨拶

中央大学附属横浜中学校・高等学校 校長
中央大学商学部 教授

袴田 兆彦

大学附属一貫教育で育む、将来を見据えた生徒一人ひとりの方向性をサポートします。

 将来を担う世代の教育は家庭においても社会においてもつねに最重要課題ですが、世の中はつねに変化しています。歴史を振り返って見れば、数十年という期間には思いのほか大きな変化が起きていることが分かります。今後、若い世代である皆さんがどのような問題に直面することになるか、ほとんど予測できません。そこで、ちょうどプールに飛び込む前に準備体操をするように、社会に出る前の学生時代には十分な準備をしておかなければなりません。
 学生時代、とくに中学校1年生から高校3年生までの時期は、その後に必要とされる基礎的な力をしっかり養っておくべき時期です。まず第一に、将来どのような分野に進むにせよ、選択の幅を広げるにはさまざまな分野についての基礎知識を持っていなければなりません。また、分からないことは進んで調べ、こうした知識や情報に基づいて自らの頭で考え判断すること、そして、自分の考え方を他人に分かりやすく伝えることが必要です。さらに、どのようなことでも実現までには困難がつきものですから、忍耐力や体力も養う必要があります。
 一方、社会にはさまざまな立場や考え方の人がいますから、思いやりや協力することも大切です。これらは、授業だけでなく、課外活動や学校行事など学校生活のあらゆる面を通じて、個性の異なる生徒が時には学年を越えて協力し合いながら経験を重ねることで培われます。集団の中でお互いの立場を尊重する謙虚さを学ぶことにより人格が形成され、一生の友人関係もできるでしょう。
 こうした基礎的な力を身につけておけば、皆さんは自分の道を切り開いていくことができると確信しています。私たちの教育目標も、将来を背負って立つ、知・徳・体のバランスがとれた人材を育てるところにあります。
 そのために、私たちは横浜山手の伝統の上に新しい環境の下で大学附属の一貫校としての特徴を生かし、将来を見すえて6年間を充実した人間形成に充てます。そして、一人ひとりがその持てる能力を十分に伸ばして自立した人間となるよう、教職員が一丸となってサポートします。