イベント

水曜朝礼

DATE : 2011/3/16
日程:3月2日

「水曜朝礼」では
高校2年B組担任の山田先生よりお話がありました。

  明日が3月3日ということで、ひなまつりにまつわる話をしようと思いましたが、全く思い浮かばなかったので、「3」という数字にまつわる話をしたいと思います。

  みなさん、1から9の中で好きな数字は何ですか?人それぞれだと思うのですが、日本人は3という数字が好きなようです。

  ちょっと前に3のつく数でなんとかと言う芸人が話題になりましたが、他にもたとえばカップラーメンの待ち時間、ウルトラマンが地球で戦っていられる時間、三大○○というのも日本にはたくさん存在します。
そしてことわざでも「3」のつくものが多く存在します。みなさん何か思い浮かぶものはありますか?

  まず「三度目の正直」という言葉があります。意味は「占いや勝負で、一度や二度は当てにならないが、三度目は確実であるということ。転じて、物事は三度目には期待どおりの結果になるということ。」です。ここで学校の一年間と重ねてみてもらいたいのですが、小学校や中学校は前期後期の二学期制だった人もいるかもしれませんが、横浜山手は三学期制です。そうここでも「3」が関係しているんですね。なぜこんな話をするかというと、さきほどのことわざを次のように置き換えてみてください。「三学期の正直」。つまり、一・二学期は上手くいった人もいかなかった人も三学期は期待通りになるのです。だから、再来週から試験が始まりますが一年の集大成という意味でもしっかり準備して期待通りの結果を出せるようにしてください。 

  それから「石の上にも三年」ということわざが思い浮かんだ人もいるかもしれません。これは意外ときちんとした意味がわからない人もいるのではないでしょうか?辞書には次のように書いてあります。
「冷たい石の上でも3年も座りつづけていれば暖まってくる。がまん強く辛抱すれば必ず成功することのたとえ。」です。
さあ次はみなさんの学校生活全般を考えてください。みなさんは中学に何年通いますか?高校は何年生までありますか?どちらも3年ですよね?何で小学校は6年で大学は4年なのに中高は3年ずつなのか?興味のある人は家帰って調べてみてください。先生もわかりません。

  さて、皆さんは何か物事を成し遂げるときは、できるだけ短い期間で達成したいと思いますか?
わずかな努力で結果が出せればそれに越したことはありませんが、そう簡単にいくものではありません。このことわざのように長い間辛抱・努力することで報われることの方が圧倒的に多いです。特に高校生の皆さんは大学受験という大一番に三年という年月をかけて挑みます。なかなか思うとおりにいかないこともあるかもしれません、時には楽な方へ流れてしまう気持ちになってしまうかもしれません。でも自分の信念を曲げずに石ではなく「椅子の上にも三年」座り続けてください。そして思いを暖め続けてください。我慢強く辛抱すれば必ず成功します。 

  三のつくことわざを先生なりにアレンジしてみましたが、皆さんになにか感じてもらえればこれ幸いです。ただ、今日から頑張ろうという人、三日坊主にならないように。